2024.02.01
肛門科日帰り手術後の生活についてお話しします!
看護師
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おおいまち消化器外科クリニックの看護師です。
当院では、日帰り肛門科手術を行なっています。
今回は、ご質問を受けることの多い、術後生活の注意事項についてお話したいと思います。
手術後は、創の痛みや、出血、腫脹(創が腫れること)などの合併症が起こる場合があります。
こういった合併症を予防するために、特に術後1週間は日常生活に注意が必要です。
お酒や、運動、刺激の強いお食事は避けていただいた方が良いですね。
通勤やお買い物などの日常的な移動は問題ありませんが、汗を流すようなトレーニングや、激しいスポーツは控えましょう。
お食事では、唐辛子を主体とした激辛料理(韓国料理や四川料理など)は召し上がらない方がいいです。
からしやわさび、おそばにかける少量の唐辛子、カレー、コーヒーなどは問題ありません。
術後は、創から滲み出る液体(滲出液といいます)がみられるため、定期的なガーゼ交換が必要です。
特に最初の1週間は滲出液の量が多いので、2、3時間に一回程度のガーゼ交換をお勧めしています。
ガーゼをきちんと交換することで、創を良好な状態に保つことができ、創の治りも早くなります。
手術後にはクリニックからガーゼセットをお渡ししますので、お使いください。
手術後の症状を軽くするために数種類のおくすりを処方します。
抗生剤、痛み止め、ぬり薬、緩下剤(便を柔らかくする薬)などです。
抗生剤は術後感染症の予防のためのお薬です。
痛み止めは2種類ご用意しますので、痛みの強さによって調整して内服して頂きます。
創の痛みやむくみを予防するためにぬり薬をお出しします。
お通じが硬いと創の痛みを強く感じてしまうため、緩下剤で便を柔らかく調整します。
この他にも、手術内容や症状によって様々なお薬を使用する事があります。
手術については、わからないこと、ふあんなことも多いと思いますので、気軽に相談していただけたらと思います^^